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大人の出会いコラム635お知らせ

「セックスはお金のかからない趣味のひとつ」と言い切る貧乏女子の野望
名門大学院卒の才女で可愛らしい容姿のBさん。しかし「高学歴ワープア」を地で行くその姿はたくましくもあり、見ていてハラハラもします。後半ではその性的価値観および彼女の野望にフォーカスしていきます。

【Bさん1カ月の家計】

家賃36,500円
食費80,000円
ガス・電気10,000円
ネット5,500円
携帯電話6,000円
美容10,000円
税金(国保・年金)0円(母親の扶養に入っているので)
カード支払65,000円
支払奨学金14,800円
定期自動引き落とし10,000円

合計237,800円

大和:では次に、先ほども少し伺いましたが、クレジットカードの使い方を教えてください。

B:カードは2枚もっていて、洋服や美容院、本を買うのに使っています。気をつけているのはリボ払いは絶対しないということ!必ず一括で買います。

大和:洋服・化粧品はどういうところで買いますか?節約のコツなどあれば教えてください。

B:肌は日焼け止めだけ、ファンデーションは使いません。その他の化粧品はドラッグストアで揃えます!メーカーは『メイベリン』や『ブルジョア』を使っています。チークは絶対『キャンメイク』が一番!筆がすっごく柔らかくて、いいんです。『キャンメイク』の筆っぷりを皆さんにも感じてほしいです(と言って、ポーチからチークを取り出し大和の手の甲をくすぐるBさん)。

洋服は大好き!洋服に関しては節約を気にせず、行きつけのセレクトショップで気に入ったものを買います。買い物は新宿が多いです。新宿ルミネは魔物ですよー!

大和:洋服は削れないけど、メイク用品はなるべく安いモノを選んでいるんですね。服、本、食事……Bさんにとって、削れない支出は?

B:食費です。食費の節約はしないようにしてます。食べたいものを食べる。貧乏なのに、ウニ丼とか買っちゃうんですよ!

けど、それが結果的に、医療費の節約になってると思ってます(笑)。

大和:確かにお忙しくて自炊もままならないでしょうし、三食コンビニ飯やインスタント食品では体を壊すかもしれないですもんね。他に節約のため、何かやられていますか?

B:節約っていう概念が、もう、自分の中にないんですよ(笑)!あ、けど、ネイルサロンには行きませんし、まつエクもしてませんし、脇毛は自分で剃ってるのが節約です!あと、性病検査は都の無料ものを利用しました。

その他、家計表には書かなかったんですけど、ピルを飲んでいるので医療費として、毎月3000円かかっています。ピルは、今はわりとどこでも処方してもらえますよ。これはセックスライフが激しいので妊娠予防です。特定多数の人とセックスしますので(笑)。

大和:不特定ではなくて「特定多数」?

B:はい、特定のセフレが何人もいるので。私にとっては、お金のかからない趣味が、セックスなんです。承認欲求を満たすためにするのではなく、セックスがすごい好きなだけです(笑)。セフレにかかるお金は交通費くらいで、ホテル代などのお金はセフレに出してもらいます。年下のセフレだと、こっちも払わなくちゃいけないので、ダメですね。節約するなら、年上のセフレが一番です。

フィールドワークinデリヘル大和:Bさんはデリヘルのアルバイトもされていたことがあるそうですが、なぜ水商売の中でもあえて風俗を?やはり手取りが少なく生活が困窮していたからでしょうか?

B:実は金銭的な理由ではなくて……私はセックスワークの社会差別をなくしたいんです。セックスワークの根絶には興味がなくて、ただ、現状を良くしたい。学生時代、介護や福祉の勉強と並行して、セックスワークに関わる女性をサポートする活動もしていたんです。けど、それじゃあいつまで経ってもセックスワークの現場については、わからないまま。自分はただの興味本位で、上から目線で活動しているんじゃないか?って葛藤を感じて。それで始めました。

大和:フィールドワークですね。

B:もうひとつ、「風俗で働く女性は特別じゃない」という考えを持っていることもあります。風俗は皆が自分の身になって考えるべき、身近な話なんだ、って。風俗嬢って、ものすごい貧困家庭出身だったり、不幸な境遇だったり、男に貢がされて転落したり……っていう「可哀想なイメージ」を植え付けられがちじゃないですか。

でも、実際には特別な女の子だけが働いてるわけじゃないし、お客が特別なわけでもない。普通の女の子が働いていて、普通の男の人がお客さんとしてそこに通っている。

極端な話と思われるかもしれませんが、私は、日本人女性全員が風俗嬢になってみればいい、という考えです。だってそうしたら、風俗とそれ以外の仕事の線引きもなくなるし、皆、風俗についてちゃんと考えると思う。経営者含め、男たちも慌てるでしょ?

デリヘルのアルバイトでの収入はほとんどなかったし、今は本業が忙しくなったので、もう出勤していません。デリヘルでは、人妻風の洋服や下着も揃えなくちゃいけなくて、逆に出費もありましたし。

大和:でもセックスワークでは、病気に感染するリスクも高まりますよね。そのあたりは危険視していなかったのですか?

B:私もそれは気になりました。デリヘルは不特定多数が相手だし、風俗に行く男は他の風俗にも行ってるだろうし。万が一病気に感染してしまってお付き合いしている彼に病気を移してしまってはいけないので、その時付き合っていた恋人とは、デリヘル業界へ飛び込むと同時に別れました。

大和:Bさん自身はセックスワークについて肯定的に捉えているようですが、『失職女子』のように、来月のお家賃が払えないという人に、風俗の仕事は奨励しますか?

B:風俗は一回はやってみていいんじゃないかな、とは思います。やってみたら意外と向いてるかもしれない。今は風俗でもいろんな需要がありますし、熟女とか。

ただ、精神的にも肉体的にも厳しいことは事実。自分のことを大切に考えられない人は、病むと思います。風俗で働いてることを、笑い話にできない人はやらないほうがいいと思う。だから、話せる友人がいない人は、やらないほうがいい。自分に向いてるお店を見つける自信がない人も、やらないほうがいい。

そういう前提条件はたくさん上げられますが、ただ、そこで得られる日当は、その日暮らしで家賃が払えない……という場合にはすごく魅力的ですよね。その分、風俗で働いている間は、自分の逃げ道を確保しないとダメです。逃げ道っていうのは、例えば目標だったり友人の存在だったり、風俗をいつかはやめる覚悟だったり、もしくは、ずっと風俗の世界で生きるっていう覚悟だったり。私の場合はLINEで友人とその日のことを話すことで笑い話にして、病まないようにしていました。

笑って性の話をできる友人関係というのが逃げ道でした。

将来の夢大和:現時点では貯蓄4万円のBさんですが、将来どんなことにお金を使いたいですか?将来の夢や貯金する理由を教えてください。

B:洋服も好きですが、下着も大好きなんですよ。だから、『ワコール』の『サルート』っていう高級ラインの下着を揃えてみたいですね。『サルート』おすすめですよ〜。おっぱいが上がると、気持ちいいし気分もアガるんです!

もうひとつの夢は、老人ホームを作ることです!完全バリアフリーの建物の建設と運営に関わりたい。15年以内にはその夢を叶えて、幸せなおばあさん、おじいさんが増えてほしいです!

大和:学生時代の研究を活かして。ちなみに将来、ご結婚はされたいですか?

B:子供は産んでみたいですけどね〜。現状では、育てられないですから。子供の保育所って、この日に利用したい!って思っても、保育所の確保に、事前に2週間必要だったりすると聞くので……。突然の仕事が入りがちな職業なので、仕事か子供か、ってなってしまう可能性を考えるとためらいます。

大和:特定多数のセックスフレンドはいらっしゃいますが、結婚を視野に入れたパートナーはデリヘル入店前に別れたっきりいらっしゃらないんですか?

B:今はいないですが、心のメンテナンスのひとつとして、セフレではない男を置いておきたいですね。セフレは精神的に頼らないから関係を維持できるんです。けど、仕事や生活が本当に辛くなった時、誰かに「辛い」って言くたくなる。だから、「辛い」って言えるパートナーがいたらいいな、と思いますね。

大和:お父様の扶養に入られているとのことで、ご家族の関係は良好なんですよね。地元は東京ではないそうですが、帰るご予定はないのですか?

B:地元に戻る予定は今のところありません。先日も父親に、「結婚するなら(実家の)隣の土地買うけど」って電話がかかってきたんですけど、「申しわけないけど、今結婚する気はまったくないし、そういう理由で土地買う・買わないは、やめてください」ってはっきり言いました。まあ先のことはわからないですけどね。

インタビューを終えてオーストラリアの大学を卒業してから受験勉強に取り組み、見事大学院を入学・卒業するということは、常人の気力と能力ではできないことを成し遂げたBさん。私と違って、有名大学院の修士号を持ってらっしゃっても、(失礼ながら)お給料は決して高いほうでもなく、常に職を失う可能性と隣り合わせ……。

これが、働く女性を巡る、現代日本の実情なのでしょうか。

けれど、「今の仕事を選んだのはお金ではない」と語るBさんの笑顔は力強かったです。Bさんからは、「風俗の仕事は逃げ道を確保できないならやらないほうがいい」という、経験者ならではのお言葉、そしてBさんならではの風俗の現場を良くするための貴重なお考えもお聞かせいただけました。

15年後、Bさんのアイディア満載の老人ホームを訪問するのを、楽しみにしております!ありがとうございました。

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